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2008年04月12日

アラフォーは高齢出産か?

 まず、アラフォーの妊娠・出産がどれだけ危険なものなのかについて、もう一度、考えてみたいと思います。

 日本での高齢出産の定義は何歳以上なのでしょう。答えは30歳以上。なんと30代で出産することは既に出産高齢出産なんです。今、女性の晩婚化は都市部を中心に広がっており、30代で独身という人も全く珍しくない状況なのですが、そういった人たちは、シングルであるという時点で既に高齢出産予備群なわけです。

 ちなみにWHO(世界保健機構)での定義では35歳以上が高齢出産として定義されています。WHOの基準で言えば、まさにアラフォーの出産が高齢出産ということになるわけですね。

 一般的に出産に限らず、年を経ると体力や体の各機能が低下してきます。特に妊娠や出産の場合、高年齢になると、合併症の発生が多くなるといったことも顕著になるため、初産か否かにかかわらず高齢をリスクの一つの要因としています。
 ただし現代の女性は、体格や平均寿命などあらゆる点で考えて、以前の女性と異なります。30歳を過ぎても、体力などが急に衰えるということはなく、妊娠中から十分に注意していれば若い女性とあまり変わりなく、元気な赤ちゃんを出産することができるといわれています。事実、高齢出産によるリスクは近年激減する傾向にありますから。

 それでは、高年齢の女性が妊娠、出産に際してどのようなリスクを負っているのか、そもそもなぜ妊娠や出産でリスクを負うかということについて説明しましょう。

 人間の卵子は、女性がその母親の胎内にいた胎児の頃にすでにつくられています。女性の卵巣からは一生の間におよそ300~450個だけが、妊娠の可能性がある卵子として、毎月1個ずつ排卵される仕組みになっています。
 卵子は排卵の度に作られるものではなく、生まれたときには既にストックされている状態ですから、妊娠する年齢が高くなるアラフォーの場合、その卵子は(若い頃に妊娠する場合に比べて)年をとっているものと考えられ、そのため受精や着床といったプロセスに障害が出ることもあり、妊娠しづらくなったり、卵子の異常から流産になるケースが増すこともあるのではないかと考えられています。

 また、高齢出産においては、子宮筋腫など婦人科系の病気が増えることも考えられます。そういった病気が流産や早産を誘発する要因となることもあり、出産において難産になったり帝王切開の必要性が増えたりするのです。





Posted by ヘルシーメニュー at 18:25│Comments(0)
 
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